2023はじまりはどんな色?

あけましておめでとうございます!

本年も宜しくお願いいたします。
さて、突然ですが・・・・流行色ってどんな風に決まってるか知ってますか?

もちろん!デザイナーの気分が!!なんてかっこいいことをお伝えしたいですが・・・不思議ですよね?自然と似たようなカラーがお店に並んでる・・・。
オシャレさんがみんなあの色着てたり、持ってたり・・・。

実は・・・流行色が決まるのは2年前なんです。


ファッション業界には国際流行色委員会という国際的な組織があり、この組織には15の加盟国がおり、日本もその中のひとつなんです。
(国際流行色委員会というのは、1963年にフランス・スイス・日本が主導して発足した民間の団体なんです。)
そして、なんと!!この会議はたったの2日間だけしか開かれないのです。つまり、この2日間で国際流行色が決まってしまうということなんですね・・・。

では・・・2年も前に決めて、流行シーズンまでの期間に何が行われるのか・・・気になりますよね?

まず国際流行色委員会で決められた大まかな国際流行色の情報を各国に持ち帰る。そして各国の色彩団体が国際流行色をもとにそれぞれのトレンドカラーを決めていきます。

日本では日本流行色協会が市場調査や社会情勢などを加味して、日本国内のトレンドカラー「アドバンスカラー」を決めていく。またそこから、海外の素材展の情報を受けて、素材のことも考慮した「ファッションカラー」が発表されるのがシーズンの1年半前なんですね。

ファッションカラーをもとにメーカーはカラーサンプルを作成し、業界で会議をする。そして、最終的にファッションカラーを修正した、特に流行って売れそうな色「アセンディングカラー」が決められます。

この色をもとに商品開発を行われ、展示会やコレクションが行われたりする。これがシーズンの1年前である。

ここから1年はアパレルメーカーがそれぞれがそれぞれのブランドの特色や解釈をし制作を進め、宣伝していく期間になります。

なんだよぉ・・・・流行色って勝手に決まってるの?・・・とつまらないなぁ思われる方がいるのかもしれませんが・・・『流行色を作る』ってのは必要なことでもあるんです。

流行なんて!!気にしない!!なんて方もいらっしゃるかもしれませんが、車やインテリア、髪のカラー・メイクや文具に至るまで目に入っては心理的に人は流行カラーに左右されてしまうんです。

さて・・・長くなった【流行色】2023流行のカラーは

【ビバマゼンダ】真紅の色調を帯びたカラーで、暖色系と寒色系の両方のトーンを表現。ポジティブな未来に向けたデザインの創造を促す色だと説明しています。深紅のように鮮やかな赤系のカラーは身に付けるだけで明るい気分になれ、新しい年をポジティブに乗り越えていけそうな、エネルギーを感じる色味です。

【ルミナスイエロー】ルミナスイエローは淡い黄色で、長引く新型感染症への対応や国家間の争い、環境汚染など先行きが不安な中で、無理に気持ちを奮い立たせるのではなく、心に落ち着きをもたらす色として選出。選定理由のキーワードには多様性や共生、癒し、適温、グラデーションなどがあげられました。

この注目の2色に加え、ほかにも沢山のカラーの提案があります。
(notorico)も(notorico)らしい解釈の基、今年の春夏ももう少し先の秋冬も皆さんの心に届くアイテムを作っていこうと思います。

 

オタノシミニ・・・・